コード進行と代理コード

トニックやドミナントといったコード進行の基礎知識と、代理コードを使ったコード進行パターンを紹介しています。

ダイアトニックコード

コード進行パターンをインターネットで検索したけれど、いまいち意味が理解できないから、ただただそのまま紹介されているコード進行パターンを使っているという人も少なくないと思います。

決してコード進行パターンをそのまま使う事が悪いわけではないのですが、やはり、みんなが同じコード進行パターンを使ってしまうと、同じような曲調の楽曲ばかりになってしまい、オリジナリティーを出すことが出来なくなると思います。

ですので、オリジナリティーのある楽曲を作りたいなら、コード進行がどういった仕組みで作られているのか理解して、その上で、既存のコード進行パターンを自分なりの組み合わせにアレンジできるようにしましょう。

コード進行パターンの組み合わせを変更したり、仕組みを理解するには、まず、「ダイアトニックコード」というものについて理解しなくてはいけません。

ナチュラルメジャースケール上に作られるコード

ダイアトニックコードとは、ナチュラルメジャースケール上、または、ナチュラルマイナースケール上に作られるメジャーコードとマイナーコードの事です。

ダイアトニックコード

ダイアトニックコード

「調性」の関係から、楽曲で主に使われる音は、長調の場合、主音から始まるナチュラルメジャースケールとなっています。

ですので、ダイアトニックコードで作るメジャーコードとマイナーコードを構成する音も、必ず、そのナチュラルメジャースケールで使われる音だけを使うという仕組みになっています。

その前提がある中で、メジャーコードとマイナーコードを作ると、長三度か短三度の音程で積み重ねる事になります。

また、メジャーコードとマイナーコードの構成音の関係上、根音から長三度で積み重ねた後は、長三度の音から積み重ねる音は、必ず短三度で積み重ねる事になります。

同じく、根音から短三度で積み重ねた後は、短三度の音から積み重ねる音は、必ず、長三度の音を積み重ねる事になります。

このようにして作られる七種類のコードの事を「ダイアトニックコード」といって、コード進行は、このダイアトニックコードの七種類のコードを組み合わせて作られています。