ディグリーネームで覚える
ダイアトニックコードは、キーによって七種類のコードが変化します。
ただ、調の性質として、”ダイアトニックコードで何番目のコードを使うとコード進行にこういった効果がある”、というようなコードの持つ機能は変わりません。
そうした事もあって、ダイアトニックコードは「ディグリーネーム」という番号で呼ばれる事がほとんどです。
ディグリーネームと言うのは、ダイアトニックコードの主音のコードから昇順にナチュラルメジャースケールで数えて、各コードにローマ数字で付ける番号の事です。
ディグリーネームでダイアトニックコードを呼ぶことで、キーが変わっても、コード進行の中で同じような意味合いの役割を果たすコードとして扱う事が出来ます。
マイナーコードとメジャーコード
メジャーキーのダイアトニックコードとして作られた七種類のコードは、ディグリーネームでⅠ・Ⅳ・Ⅴ番目のコードは必ずメジャーコードになります。
そして、ディグリーネームがⅡ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶのコードは、必ずマイナーコードになります。
この仕組みを覚えておくと、コード進行パターンを検索した時や、代理コードを入れ込むときに、どの代理コードを代わりに使うかなどの判断がしやすくなるので、しっかりと覚えておいてください。